リンパマッサージとは
人間の体の中には網の目のように細かくリンパ管が縦横無尽に張り巡らされています。
リンパは身体の不純物を運搬するとともに細菌などから身体を守る免疫機能も持ち合わせています。
リンパ管によって運ばれた老廃物は身体の要所要所に点在するリンパ節にとりこまれここでろ過されます。
本来健康な体であればリンパは自然に巡回して身体の中の不純物を排泄してくれるのですが
そもそもリンパには血管における心臓のようなポンプの役割をするものがありません。
リンパの流れが停滞すると不純物が排泄されないことでむくみなどの美容上の問題や免疫機能の低下といった健康上の問題がでたりします。
なので常に正常に流れるよう心掛ける必要があります。
ポンプのないリンパがどのように流れるかというと筋肉の動きによる刺激から毎秒数ミリといったほんのわずかな流れ。
また、外側からの摩擦刺激などによって流すことができます。
滞ったリンパをリンパ節に向かってじかに流していくトリートメントがリンパマッサージです。
凝り固まったセルライトなどにはリンパマッサージがもっとも効果的と言われています。
リンパの重要な役割
@ 疲労回復
リンパの流れが悪くなると全身に老廃物が溜まります。
この老廃物は=疲労物質となり慢性的な疲労へとつながります。
リンパ液にはアルブミンをいう物質が含まれているのですが
実はこの物質が大事な役目をもっています。
アルブミンには疲労物質を吸着して一緒に運んでくれるのです。
なので、リンパの流れが良くなると疲労が取り除かれるのです。
A 免疫力の向上
リンパには細菌を退治する働きがあるのですがそのリンパの流れが滞った状態だと細菌退治がうまくいきません。
リンパの流れが良いとリンパ液に含まれる免疫細胞もスムーズに流れるようになるため免疫力が向上するのです。
B 首や肩のこりの解消
首や肩のコリの原因は様々あるのですが、その中でもリンパの流れが悪くなることで起こることはとても多く
リンパの流れに伴い乳酸を流すことで症状の緩和につながります。
リンパの流れを改善するには
@筋肉量を増やす。また、その筋肉を柔軟に保つ。
A摩擦(リンパマッサージ)
自走しないリンパは摩擦によって流れがよくなり、流れが良くなることでリンパ液の量が増えます。
リンパ液の量が増えることでアルブミン濃度も高まり、疲労回復や免疫力向上などの働きを実感できます。